たけのこのあく抜きはぬかを使う方法がありますが、ぬかが無い。
ぬか以外でたけのこのあく抜きってできないのでしょうか?
ぬかが手に入らない場合は「重曹」や「お米のとぎ汁」を使ってもいいって知っていますか?
ぬかの代わりに重曹やお米のとぎ汁を使った、たけのこのあく抜きの方法と時間をご紹介します。ご参考にしてください。
たけのこのあく抜きは重曹で簡単にできる
重曹を使ってたけのこのあく抜きをする場合は、2~3リットルの水に対して小さじ2杯ほどの重曹を鍋に入れます。
たけのこは皮を剥かずに穂先を斜めに5~6cmカットして、火を通りやすくするために切込みを縦に1カ所入れます。切込みを入れておけば後から皮も剥きやすくなります。
あとは鍋に入れ茹でるだけ。これだけで簡単にあく抜きができますよ。
では、なぜ重曹でも簡単にたけのこのあく抜きできるのでしょうか?
たけのこのあくの原因は2種類の成分によるものです。
・シュウ酸
・ホモゲンチジン酸
シュウ酸は水に溶けやすいので普通に茹でるだけでいいのですが、ホモゲンチジン酸はアルカリ性の水でないと溶けにくく、普通に茹でただけではあくが残ってしまします。
そこで活躍するのが重曹。重曹は水に溶かすとアルカリ性になります。なので、たけのこを茹でる時に重曹を加えるだけで筍のあくが抜けるのです。
重曹を使うときの注意点は、「食品用」の重曹を使うことです。
お掃除用の重曹は使わないでくださいね。
たけのこのあく抜きは米のとぎ汁でもできる
たけのこのあく抜きは重曹よりも、もっとお手軽に手に入るお米のとぎ汁でもできます。
お米のとぎ汁の中には、精米で取り切れなかったぬかが含まれているので、ぬかを使ったあく抜きと同じ効果があります。
同じように皮付きのまま穂先を5~6cm斜めにカットし、縦に切込みを入れたたけのことお米のとぎ汁を鍋に入れて、茹でるだけ。これも簡単にあく抜きができますね。
しかもお米のとぎ汁を使うと、とぎ汁に含まれるデンプンがタケノコの周囲にまとわりつき、たけのこの旨みを閉じ込めてくれるので、たけのこの美味しさが増します。
たけのこの旨みを閉じ込めるデンプンの量は、ぬかより、お米のとぎ汁に多いので、とぎ汁を使った方がよりたけのこの旨みを感じられるかもしれませんね。
重曹やとぎ汁を使った場合のかかる時間は?
重曹やとぎ汁を使う場合にかかる時間も、ぬかを使う場合と同じくらいです。
茹でる時間はたけのこの大きさにもよりますが、沸騰してから1時間~1時間半ほどです。たけのこが硬い部分が柔らかくなり竹串などが刺さるようになるまで茹でましょう。
硬い部分が柔らかくなったら、火を止めて常温になるまでゆで汁の中でそのまま冷まします。
たけのこのあくはゆで汁が冷める時に抜けていくので、早くにゆで汁から出してしまうとあくが抜けきらない場合があります。焦ってはダメですよ。
常温になるまで我慢して待ちましょうね。
まとめ
ぬかでたけのこのあく抜きをすると、お鍋にぬかがべったりこびりついてしまったりすることがありますし、沸騰して吹きこぼれたときに、ぬかだとコンロの周りもべったり…お掃除が大変なんてこともありますね。
その点、重曹やとぎ汁ならぬかのようなこびりつきがないので後片付けも簡単。
また、お米のとぎ汁ならたけのこの旨みを逃がさない役目のあるデンプンも豊富なので、より美味しいたけのこがいただけます。
また、たけのこのあくを取るときによく入れる赤唐辛子は、たけのこの「えぐみ」を和らげると言われていますが、実は入れた場合、入れない場合の効果の差ははっきりしていません。
なので、赤唐辛子はお好みで良いと思います。
ご近所さんからたけのこをいただいたり、スーパーでぬかをもらい忘れたときは、ぜひお家にある重曹やお米のとぎ汁を使ってみてくださいね。
今が旬なので、私も何かたけのこ料理を作ってみようと思います^^
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